監修医師のご紹介
さいとう けいすけ
斎藤 惠介 先生
泌尿器日帰り手術クリニック uMIST東京代官山 aging care plus
- #泌尿器科
- #内科
簡便に排尿障害治療を受けることが出来るクリニック
皆さんこんにちは。院長の斎藤恵介です。
医療を志し、21年の年月が経過を致しました。その間、大学やがんセンター、海外でも手術や研究に研鑚を積み、がん治療や在宅医療、結石治療、不妊治療、腎移植、排尿障害治療と多岐にわたる様々な手術や仕事を経験して参りました。
その中で感じる今、必要な医療とは、疾患を先進医療で治療することももちろん大切ですが、人生の中での生活の質を高めるQOL治療の進歩だと考えています。
現在、日本では、人間の生きていくためのそれぞれの臓器の機能を保つ治療や検診などはおこなわれていますが、
『人が元気になる』治療はあまり重要視されていません。
人の五感を保つ治療はより生活の質を高めます。目や耳が聞こえる様になるだけでもやりたいことがやれるはずです。
排尿は、1日5回~7回、多い方では十数回起こる行為です。その排尿が悪くなることを『年のせい』と考えてはいませんか?
膀胱も一つの感覚受容器です。年齢と共にまたは、女性では出産などのライフイベントと共に起こる排尿の問題で生活が快活に送れていないと感じたことはありませんか?
私は、排尿障害とaging care(抗加齢)の研究から、その方の身体年齢や生活導線・排尿習慣を解析することにより、通常の排尿障害治療に加えaging care(サーカディアンリズム・サルコペニア・フレイル・更年期障害)を行うことで、生活と排尿を最適化することを主眼にして研究を行っております。
現在も、大学病院での先進治療を行うと同時に、今回、排尿障害に特化した専門性の高いクリニックを開設することを決意しました。
このクリニックの1つの目標は、簡便に排尿障害治療を受けることが出来るクリニックです。
今までは、クリニックでは内服治療と検査のみで、本格的な治療を受けるには、病院に入院をしなくてはいけないものが、現在では、日帰りで手術が可能になってきています。
男性では、前立腺肥大症の水蒸気治療やインプラント治療での日帰り手術やED治療、女性でもレーザーや磁気治療を用いた尿失禁や性器脱治療を可能にしています。
しかしながら、現行の病院医療では、前立腺肥大症や尿失禁の内服、手術治療を主に行われていますが、それだけでは、排尿障害をすべて治療はできないことも分かっています。
私は、こうした排尿障害治療の疑問を20年以上大学病院で排尿障治療害研究として、さらに11年にわたる泌尿器科在宅クリニック経営の経験から、若い方からご高齢の方まで日常生活や介護環境の中での排尿の問題を経験してまいりました。
これらの経験から、排尿障害の大切さを感じており『排尿は健康のバロメーター』であると考えています。
・排尿は、自分にしか分からない習慣に支えられています。
・排尿の仕方をあまり他人と比較することもありません。
・ひそかに悩む問題として自分の中にしまい込む方もいます。
・『尿の勢いが悪い』『夜間3回の排尿』は年のせいだと我慢して良いのでしょうか?
・『若い女性の出産後には、尿失禁が40%もあるとの報告』もあります。
・生理用品や尿パットで我慢しますか?
世の中には、基本的な健康状態を把握するための一般健康診断や眼科健診や歯科検診、聴力検診などがあります。しかしながら、残念なことに排尿検診はありません。
例えば、前立腺肥大症の治療は、症状を改善するお薬(α1ブロッカー)が一般的に処方されますが、前立腺肥大は小さくなりません。
超高齢社会では、寿命が延び前立腺肥大症治療は20年から30年の長期間となっています。
前立腺肥大症による排尿障害は、知らない間に高圧で排尿を強いられ膀胱機能を失っていきます。
女性では、出産や体重減少、加齢により骨盤底の筋肉が弱ると膀胱が下がり、尿道を支える力や膀胱の力が弱まってきます。
こうした排尿障害は、男女とも加齢により必ず出現してきますが、そのほとんどの方が自覚症状のひどくなった時に病院に来られます。
こうした状況を早く知ることは、実は大切な排尿機能を守ることに繋がります。
さらには、生活習慣病や高血圧やメタボリックシンドローム、糖尿病、脳梗塞や心筋梗塞など排尿機能にダメージを与える病態が加わり、症状は複雑化していきます。
排尿障害治療は、前立腺肥大症や過活動膀胱を治療するのみでは、すべては改善しないことを知ってほしいのです。
夜間3回の排尿を適切に治療することは、抗加齢につながります。夜間の回数は、前立腺肥大症や過活動膀胱を治療しても完全には良くならないのです。
サーカディアンリズムというホルモンの概日リズムの変化や加齢による筋肉量の低下(サルコペニア:虚弱)、男性更年期障害と言った男性ホルモン低下など全身のホルモンや筋肉のメカニズムの変化を見ていくことが大切になります。
女性のからだの加齢や出産などの大きなライフイベントから引き起こされる排尿の問題も我慢する必要はありません。
女性では、切らすに治すレーザー治療や服を脱がない尿失禁治療(磁気治療)や排尿に特化した持続可能な恥ずかしくない新しい骨盤トレーニングを提案しています。
泌尿器科は、受診しづらい科目ではありますが、体のaging careを目的に受診をしてみてください。
より低侵襲の最新治療を提供しています。体全身の排尿に関するサーカディアンリズムの調整(ホルモンバランス)、筋肉(サルコペニア:虚弱)と男性更年期障害(男性ホルモン:テストステロン)と排尿の関係を診ることができる初めてのクリニックです。今までにない切り口の排尿障害治療から、皆さまの健康の一助になればと考えています。
クリニックのみではなく大学病院でも自身の診療と手術を提供しています。
クリニック内の治療にこだわらず適切な手術や治療方法を提案致します。
また、在宅で排尿障害にお困りの患者様にも、在宅環境に寄り添った治療方法の提案致します。
排尿でお困りの方は、一度当院を訪れてご相談してみてください。
略歴
- 2001年4月帝京大学医学部附属病院 泌尿器科 入局
- 2003年4月帝京大学医学部 医学研究科大学院 入学
- 2005年7月県立静岡がんセンター 泌尿器科 医局員
- 2007年2月千葉県名戸ヶ谷病院 泌尿器科 医局長
- 2007年3月帝京大学医学部 医学研究科 卒業
- 2007年4月ハーバード大学:Clinical Care Center,
- 2008年5月帝京大学医学部 泌尿器科学教室 助教
- 2011年4月鳳優会あすかホームケア クリニック 在宅医長
- 2012年4月帝京大学医学部 国際教育研究所 講師
- 2013年6月順天堂大学医学部 非常勤講師兼任
- 2014年4月帝京大学医学部附属病院 泌尿器科学教室 講師
- 2017年5月順天堂大学医学部附属 静岡病院 泌尿器科 准教授
- 2022年4月順天堂大学医学部附属 順天堂院 泌尿器科 准教授
資格・学会・役職等
- 日本泌尿器科学専門医
- 日本泌尿器科学指導医
- 腹腔鏡認定医
- ダビンチ手術プロクター
- (dV Xi System Certificate)
- 緩和ケア認定医
- ボトックス認定医
- (手足拘縮改善間質性膀胱炎治療)
- サルコペニア指導士
- テストステロン認定医
- 日本抗加齢学会評議委員
- 日本泌尿器科学会
- 日本内視鏡学会
- メンズヘルス医学会
- 日本抗加齢学会
- テストステロン研究会
- 排尿機能学会
- 女性骨盤底医学会
- 日本在宅医学会
- 日本在宅医療学会