尿の定性検査(試験紙でチェックする方法)で、誤った結果が出ることです。
試験紙でチェックする定性検査は、尿蛋白の「濃さ」で判断します。体内の水分が少なく、脱水気味の状態であれば尿は「濃く」なります。その状態で定性検査をすると尿蛋白も「濃く」なるため、実際には尿蛋白がほとんど出ていないという状態でも(1+)や(2+)という結果が出る場合があります。また、たくさん水を飲むと尿が「薄く」なるため、本来は尿蛋白がある程度出ていても、測定結果が(-)や(±)となってしまうことも少なくありません。このように、測定のタイミングはとても重要です。