カナグル
カナグルは、一般名を「カナグリフロジン」といいます。80ヶ国以上で承認されている、梨やリンゴなどの果物から開発された薬です。2型糖尿病ほか、2型糖尿病と合併した慢性腎臓病の患者さんにも使用することができます。
毎日1回100mgが通常の投与量です。
【禁忌事項】
- 1型糖尿病の方への投与
- 2型糖尿病で透析中の末期腎不全あるいは高度腎機能障害の方への投与
- 高齢者へは慎重投与 など
※SGLT-2阻害薬のうち体重減少効果が最も高いのがカナグルであるため、当記事の監修医師である私が運営するクリニック(NOBUヘルシーライフ内科クリニック)の医療ダイエット外来においては、『カナグル』を採用しています。
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フォシーガ
フォシーガは、一般名を「ダパグリフロジン」といいます。110ヶ国以上で承認されている、インスリン治療との併用が可能な薬です。2型糖尿病ほか、慢性心不全や糖尿病のない慢性腎臓病、1型糖尿病の患者さんにも使用することができます。
効果のない場合は10mgまで増量できますが、毎日1回5mg が通常の投与量です。
【禁忌事項】
- 糖尿病で透析中の末期腎不全あるいは高度腎機能障害の方への投与 など
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ジャディアンス
ジャディアンスは一般名を「エンパグリフロジン」といいます。2型糖尿病ほか、慢性心不全の患者さんにも使用することができます。
効果のない場合は25mgまで増量できますが、毎日1回10mg が通常の投与量です。
【禁忌事項】
- 1型糖尿病の方への投与
- 2型糖尿病で透析中の末期腎不全あるいは高度腎機能障害の方への投与 など
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スーグラ
スーグラは一般名を「イブラグリフロジン」といいます。国内の製薬会社の共同研究で生まれ、インスリン治療との併用も可能な薬です。2型糖尿病ほか、1型糖尿病の患者さんにも使用することができます。
効果のない場合は100mgまで増量できますが、毎日1回50mgが通常の投与量です。
【禁忌事項】
- 重度腎機能障害の方への投与
- 透析中の末期腎不全の方への投与 など
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ルセフィ
ルセフィは一般名を「ルセオグリフロジン」といいます。国内創製・開発のSGLT2阻害薬です。2型糖尿病の患者さんには使用できる一方、 腎機能が低下している方や1型糖尿病の方に使用することはできません。
なお、ルセフィは錠剤のみならず フィルムタイプも存在し、嚥下障害を持つ方などにも服用しやすいといえます。
効果のない場合は5mgまで増量できますが、毎日1回2.5mgが通常の投与量です。
【禁忌事項】
- 1型糖尿病の方への投与
- 重度腎機能障害の方への投与
- 透析中の末期腎不全の方への投与
- 高齢者へは慎重投与 など
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デベルザ
デベルザは一般名を「トホグリフロジン」といいます。国内創製・開発のSGLT2阻害薬です。
他のSGLT2阻害薬と比較して、作用時間は短いですが、逆に、夜の作用を抑制して夜間頻尿を抑えられる点はメリットとなります。また、基本的に2型糖尿病の方への処方となります。
毎日1回20mgが通常の投与量です。
【禁忌事項】
- 1型糖尿病の方への投与
- 重度腎機能障害の方への投与
- 透析中の末期腎不全の方への投与 など
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