ネット販売だけのED治療薬には十分、注意しましょう。
インターネットで手軽にED治療薬が購入できる時代になりましたが、中には非正規品(偽造品)も出回っているため、購入・使用には十分に注意が必要です。特にネット販売だけの薬は非正規品が多いため気をつけましょう。また、海外から個人輸入する場合も、偽造品や品質が保証されていない製品に注意が必要です。これまで、シンガポールでは偽造品による死亡例も報告されています。安さにひかれて、購入することのないようにしましょう。
ED治療薬は、ED(勃起不全)を改善する一つの有効な治療手段です。
「最強のED治療薬は⁉」「どれが一番おすすめのED治療薬?」と気になる男性は多いと思いますが、どの治療薬が最も良いかは一概に決めることはできません。なぜなら、最適なED治療薬は、患者さんそれぞれの体質、健康状態、生活スタイル、期待する効果や持続時間などによって異なるためです。
本記事では泌尿器の診療を行う医師に監修していただき、ED治療薬の特長について解説しています。ご自身の希望を医師に伝え、よく相談して、ご自身にあった薬を選ぶことが「最強の選択」となります。ぜひご参考ください。
目次
ED治療薬は、男性の勃起不全・勃起障害を改善するために使用される治療薬(勃起不全治療薬)です。
勃起不全は、性的興奮があっても十分な勃起を得られない、または勃起を維持できない状態を指します。
ED治療薬は、陰茎の血管を拡張して血流を増やし、勃起を助ける効果があります。
ED治療薬の多くは、PDE5阻害剤(Phosphodiesterase Type 5 Inhibitors)に分類されます。これらの薬は、陰茎の平滑筋を弛緩させ、血管を拡張することで血流を増加させ、勃起を助けます。
具体的には、性的刺激によって放出される一酸化窒素(NO)が、サイクリックGMP(cGMP)という化学物質を増加させ、血管の拡張を引き起こします。PDE5阻害剤は、このcGMPの分解を抑え、血管拡張を持続させることで勃起をサポートします。
ED治療薬には、バイアグラ(シルデナフィル)、シアリス(タダラフィル)、レビトラ(バルデナフィル)などがあります。これらの薬は、適切に服用すれば安全とされていますが、副作用が発生する可能性はゼロではりありません。
副作用の種類や頻度は、患者さんそれぞれの体質、服用する薬の種類や用量、健康状態などによって異なります。以下は、ED治療薬に共通する一般的な副作用です。これらの副作用は通常、軽度で一時的なものであり、多くの場合、薬の使用を続けることで軽減されることがあります。ただし、症状が続く場合はなるべく早めに医師に相談しましょう。
最も一般的な副作用の一つで、ED治療薬の使用により血管が拡張することに起因します。
血管拡張によって顔や首が赤くなることがあります。特にバイアグラやレビトラで報告されることが多いです。
胃のむかつきや不快感を引き起こすことがあります。食事とともに服用することで軽減する場合がありますが、高脂肪食は避けるのが望ましいです。
血管拡張作用により、鼻の粘膜が腫れ、鼻づまりや鼻水が出ることがあります。
血圧の変動によってめまいや立ちくらみが生じることがあります。
視界が青っぽく見える、光に対する感度が高くなる、視野がぼやけるなどの視覚変化が一時的に起こることがあります。特にバイアグラ(シルデナフィル)で報告されることが多いです。
特にシアリス(タダラフィル)で報告されることが多く、服用後12〜24時間以内に発症し、48時間以内に消失することが多いです。
ごくまれに以下のような副作用がみられ、より深刻な症状を伴うことがあります。
特に硝酸薬(ニトログリセリンなど)を服用している場合、ED治療薬との併用により、血圧が急激に低下する危険があります。これは、非常に危険であり、意識を失ったり、ショック状態になることもあります。
勃起が4時間以上続く症状で、適切に治療されないと永久的な損傷を引き起こす可能性があります。この症状が現れた場合、直ちに医師の診察を受ける必要があります。
心臓病の既往がある人、または心臓に問題がある人は、ED治療薬の使用により心臓発作や不整脈を引き起こすリスクが高まる可能性があります。使用前に医師の診断が必要です。
突然の聴覚の低下または失聴が報告されることがあります。この場合、薬の使用を中止し、直ちに医師に相談することが必要です。
発疹、かゆみ、呼吸困難、顔や口の腫れなど、アレルギー反応が現れることがあります。
すべてのED治療薬は、医師の処方と指導の下で使用する必要があります。特に、心血管疾患、肝臓や腎臓の問題、その他の健康状態がある場合は、使用のリスクと利点を慎重に検討する必要があります。
また、一部の薬物、特に硝酸薬、降圧薬、HIV治療薬、抗生物質、抗真菌薬などとの併用は危険です。使用前に現在服用しているすべての薬について医師に知らせることが重要です。
ED治療薬の使用を検討する際には、これらの副作用について理解し、医師と相談して自分に最適な治療法を選択することが大切です。
国内正規品のED治療薬には、バイアグラ、レビトラ、シリアスの3種類があります。これらはすべて、厚生労働省によって承認され、日本国内で正規に流通しているED治療薬です。いずれも処方薬であり、医師の診断と処方のもとで使用することが求められています。
治療薬名 | 有効成分 | 製造元の会社 | 日本で承認された年 |
---|---|---|---|
バイアグラ | シルデナフィル | ファイザー株式会社 | 1999年 |
レビトラ | バルデナフィル | バイエル薬品株式会社 | 2004年 |
シアリス | タダラフィル | 日本新薬株式会社(共同開発:イーライリリー) | 2007年 |
※ レビトラ:2021年10月に発売元より販売中止が発表され、現在は製造しておりません。
現在はインターネットで簡単にED治療薬が手に入るようになりました。一方で、偽造品・非正規の輸入品も出回っています。
これらの薬は有効成分が不十分であったり、有害な成分が含まれている場合があるため、ご自身で購入する際は細心の注意が必要です。
ED治療薬は信頼できる医療機関からの処方で購入することを心がけましょう。
バイアグラ(Viagra、一般名:シルデナフィル)は、世界で初めて承認されたED治療薬です。その有効成分シルデナフィルの作用によって陰茎への血流を増加させることで勃起をサポートします。
バイアグラはED治療薬のパイオニアであり、勃起不全の治療として画期的な変化をもたらしました。その即効性と実績により、多くの男性に使用されています。
適切な使用と医師の指導の下で、安全かつ効果的にED治療を行うために、バイアグラは信頼できる選択肢の一つです。
バイアグラの有効成分「シルデナフィル」はPDE5阻害剤(Phosphodiesterase Type 5 Inhibitor)に分類されます。陰茎の海綿体内で特定の酵素(PDE5)のはたらきを抑制することで血管を拡張し、血流を増やす作用があります。これにより、性的刺激を受けたときに勃起を促進することができます。
PDE5阻害の効果により、勃起を維持するために必要な血流を増やし、勃起の硬さや持続時間を向上させます。ただし、バイアグラは性的刺激があって初めて効果を発揮するため、性的興奮がなければ勃起は起こりません。
バイアグラは、服用後30分から1時間で効果が現れ、通常、効果は約4〜6時間持続します。これにより、計画的な性行為に使用するのに適しています。
即効性と適度な持続時間が特長で、多くの男性にとって使いやすい薬です。
バイアグラは食事の影響を受けやすく、特に高脂肪食を摂取した後に服用すると、効果の発現が遅れることがあります。そのため、バイアグラは空腹時に服用するのが最も効果的です。食事を摂った後に服用する場合は、2時間以上間隔を空けることが推奨されます。
バイアグラの一般的な開始用量は50mgで、個々の反応に応じて25mg~100mgの範囲で調整されます。1日の最大服用回数は1回で、服用間隔は24時間以上空ける必要があります。
一般的な副作用には、頭痛、顔のほてり、消化不良、鼻づまり、めまい、視覚の変化(視界が青っぽくなるなど)があります。これらの副作用は通常、軽度で一過性ですが、持続する場合や重篤な症状が現れる場合は医師に相談する必要があります。
稀に、持続勃起症(4時間以上の勃起が続く)や、急激な視覚または聴覚の喪失などの重篤な副作用が報告されています。
バイアグラは医師の診察と処方が必要です。特に心血管疾患や低血圧の既往がある人、硝酸薬(ニトログリセリンなど)を服用している人は使用できません。硝酸薬や一部の降圧薬との併用は、重度の低血圧を引き起こす可能性があるため、避ける必要があります。また、CYP3A4阻害薬(いくつかの抗生物質や抗真菌薬など)との併用にも注意が必要です。
アルコールの大量摂取は、バイアグラの効果を減弱させたり、副作用を増強させる可能性があるため、適量にとどめることが推奨されます。
バイアグラのメリットは、即効性があり、短期間で効果が得られるという点です。また、世界中で長年使用されているため、効果と安全性に関する多くのデータを得ているED治療薬といえます。患者さんそれぞれの希望に応じて用量を調整できるのもメリットです。
一方、バイアグラは食事の影響を受けやすく、特に高脂肪食を避ける必要があります。また、効果の持続時間が比較的短いため、計画的な使用が求められるという点はデメリットとして感じる男性は少なくありません。バイアグラに限ったことではありませんが、副作用のリスクがあるため、特に心血管系の疾患を持つ患者には注意が必要です。
レビトラ(Levitra)は、国内で承認されている第2のED治療薬です。バイアグラ(シルデナフィル)に続くED治療薬として、日本では2004年に承認されました。
即効性が高く、食事の影響を受けにくいという特長を持っています。そのため、性行為の直前に服用したい方に選ばれています。(ただし、現在日本では販売中止になっています。)
EDを引き起こす要因の一つに糖尿病があげられます。糖尿病は神経障害や血流障害を伴うことが多いため、治療が難しいケースがあります。そのため、レビトラ20mg錠のような効果の強いED治療薬を服用することが厚生労働省でも承認されています。
レビトラ(Levitra)の有効成分はバルデナフィル(Vardenafil)です。バルデナフィルは、ホスホジエステラーゼ5型(PDE5)阻害剤の一種で、他のED治療薬と同様に、陰茎の血管を拡張して血流を増加させることで勃起を助ける効果が期待できます。
勃起は、性的刺激によって陰茎内で一酸化窒素(NO)が放出され、これが環状グアノシン一リン酸(cGMP)という化合物を増加させることで血管が拡張し、陰茎海綿体に血液が流れ込むことで起こります。勃起が持続するためには、このcGMPが分解されずに残る必要があります。
バルデナフィルは、cGMPを分解する酵素であるホスホジエステラーゼ5型(PDE5)を阻害し、cGMPの濃度を高めることで、血管拡張を促進し、陰茎の血流を増加させます。これにより、性的刺激がある場合に勃起を促進し、持続させることができます。
レビトラの効果は、服用後約15〜30分で現れます。他のED治療薬(バイアグラなど)と比較して、レビトラは即効性が高いとされています。急なタイミングで性行為を行いたい場合にも適しています。
レビトラの効果の持続時間は、約4〜6時間とされています。効果の持続時間はバイアグラと同程度です。
レビトラは食事の影響を受けにくい特性を持っています。バイアグラと比べて、高脂肪食の影響を受けにくいため、食事を気にせずに服用できます。ただし、非常に高脂肪の食事を摂取した場合には、効果が遅れることがあるため、軽めの食事との併用が推奨されます。
レビトラは、水または他のノンアルコールの飲み物で服用するのが一般的です。
アルコールの過剰摂取は、薬の効果を減少させたり、副作用のリスクを増加させる可能性があるため、適量に抑えることが望ましいです。レビトラの初回用量は、10mgが適正の開始用量とされています。ED治療薬を初めて使用する方や、高齢の患者さん、軽度から中程度のEDを持つ患者さんには、この10mgの用量が一般的です。効果が不十分な場合は、20mgまで増量することができます。ただし、20mgを超える用量の服用は推奨されていません。一部の患者(特に65歳以上の高齢者や、肝機能障害のある方など)は、5mgから開始することが推奨される場合があります。
レビトラは即効性が高く、比較的早く効果が現れるのが特長です。性行為の15〜30分前に服用します。効果は約4〜6時間程度持続しますが、服用後の食事の影響を受けにくいので、比較的自由なタイミングで性行為を行うことができます。
※ レビトラは、24時間以内に1回のみの服用が推奨されています。複数回の服用は避ける必要があります。
レビトラの使用に伴い、いくつかの副作用が報告されています。副作用のリスクは個人差があり、多くの場合は軽度で一時的ですが、重篤な副作用が発生することもあります。
重篤な副作用として、心筋梗塞や脳卒中のリスクが増加することがあげられます。特に心血管疾患を持つ患者さんは、レビトラの使用に際して慎重な評価が必要です。
そのほか、聴覚障害として急激な聴力の低下や耳鳴りが発生することがあります。これらの症状が現れた場合は、すぐに医師の診察を受けることが必要です。
硝酸薬(ニトログリセリンなど)や一部の降圧薬、抗不整脈薬などと併用すると、重篤な低血圧を引き起こす可能性があるため、レビトラを使用する前に必ず医師に相談してください。また、心臓病や高血圧、脳卒中の既往歴がある患者は、レビトラの使用に際して医師とリスク評価を行う必要があります。
レビトラは24時間以内に1回のみ服用し、過剰摂取を避けるようにしてください。
レビトラ(バルデナフィル)は、即効性が高く、約4〜6時間の効果持続時間を持つED治療薬です。バイアグラと比べて、高脂肪食の影響を受けにくいため、食事を気にせずに服用できるメリットがあります。ただし、非常に高脂肪の食事を摂取した場合には、効果が遅れることがあるため、軽めの食事との併用が推奨されます。
糖尿病患者など特定の条件でも安定した効果を発揮するため、さまざまな患者さんに適しています。一方で、特定の薬と併用すると危険な薬物相互作用を引き起こす可能性があります。特に、硝酸薬(ニトログリセリンなど)や一部の降圧薬、抗不整脈薬(アミオダロンなど)とは併用が禁忌とされています。これらの薬と併用すると、重篤な低血圧や他の有害な反応を引き起こす可能性があり、生命を脅かす危険性があります。そのため、複数の薬を服用している患者には使用が制限されることがあります。
シアリス(Cialis)は、国内で承認されている第3のED(勃起不全)治療薬です。
シアリスの最大の特長は、効果の持続時間が最大36時間と長いことです。他のED治療薬(バイアグラやレビトラ)の効果持続時間が約4~6時間であるのに対し、シアリスは1回の服用でさらに長く効果が持続します。そのため、「週末の間ずっと効果を期待できる薬」という意味でウィークエンドピル(Weekend Pill)とも呼ばれています。
持続時間が長いため、服用後の性行為のタイミングに柔軟性を持たせることができます。医師の指導の下、適切に使用することで、安全かつ効果的にED治療薬の成果を実感できます。
シアリスの有効成分「タダラフィル」は、PDE5阻害剤に分類されます。PDE5(ホスホジエステラーゼタイプ5)は、陰茎の血管に多く存在する酵素で、勃起に必要な血管の拡張を阻害する作用があります。シアリスは、このPDE5を阻害することで血管を拡張し、陰茎への血流を増加させ、勃起を助けます。
シリアスの効果は、通常は服用後、30分から1時間程度で現れます。性行為のタイミングに合わせて服用することができ、柔軟な使用が可能です。
また、シリアスの有効成分タダラフィルは他のPDE5阻害剤(バイアグラのシルデナフィルやレビトラのバルデナフィル)に比べて、体内での半減期が長いため、効果の持続時間が長いという特長があります。一般的には最大36時間持続するといわれています。この長時間作用により、「ウィークエンドピル」とも呼ばれることがあります。これにより、性行為のタイミングを気にせずに自然な生活を送ることができます。
「食事の影響をほとんど受けない」というのもシアリスの特長の一つです。高脂肪食を摂取した後でも、効果が減少したり、発現が遅れることがほとんどないため、食事のタイミングを気にせずに服用できます。お食事を楽しみながら、自然な流れで使用することができるため、服用を希望する患者さんが多いです。
シアリスには、性行為の前に必要に応じて服用する方法と、低用量(2.5mgまたは5mg)を毎日服用する方法の2つの利用方法があります。毎日服用することで、いつでも自然に勃起が可能な状態を保つことができ、定期的な性的活動を行う場合に便利です。
シアリスの一般的な副作用には、頭痛、消化不良、筋肉痛、背部痛、顔のほてり、鼻づまりなどがあります。これらの副作用は通常、軽度で一時的ですが、まれに重篤な副作用が現れることもあります。持続勃起症(4時間以上の勃起が続く)や、視覚または聴覚のトラブルなどが報告されています。
シアリスは処方薬であり、必ず医師の診断と処方が必要です。特に、心血管疾患、肝臓や腎臓の機能障害がある場合、使用する際のリスクと利点を慎重に評価する必要があります。
硝酸薬(ニトログリセリンなど)や特定の抗不整脈薬との併用は危険です。これらの薬とシアリスを併用すると、血圧が急激に下がり、重篤な低血圧を引き起こす可能性があります。また、CYP3A4阻害薬(いくつかの抗生物質や抗真菌薬など)との併用にも注意が必要です。
適度なアルコール摂取であれば問題ありませんが、大量のアルコール摂取は低血圧やめまいのリスクを増大させる可能性があるため注意が必要です。
シリアスはほかのED治療薬と比べると長時間の持続効果が特長です。最大36時間の効果持続が期待でき、食事の影響をほとんど受けません。高脂肪食なども気にせずたべることができます。そのため、多くの患者さんにとって便利で使いやすい選択肢となっています。
また、必要に応じた服用方法と毎日服用する方法があり、患者さんそれぞれのライフスタイルに合わせて使用できるというのがシリアスのメリットです。
一方、ほかのED治療薬と比べると、コストがかかる場合があります。また、他のED治療薬と同様、特に高齢者や心血管疾患を持つ患者さんにとって副作用のリスクがあるため注意しましょう。
各ED治療薬の有効成分を同一とするジェネリック医薬品(後発医薬品)があります。
ジェネリック医薬品は、先発医薬品(オリジナルのブランド医薬品)の特許が切れた後に、同じ有効成分を使用して他の製薬会社が製造・販売する薬であり、通常、先発医薬品よりも低価格で提供されます。
バイアグラの有効成分であるシルデナフィルを使用したジェネリック医薬品に「シルデナフィル錠50mgVI」があります。
日医工株式会社、東和薬品、サワイ製薬など、日本の製薬会社が製造・販売しており、厚生労働省の承認を受けて国内で流通しています。
バイアグラのジェネリック医薬品は価格が比較的安価でありながら、先発品のバイアグラと同様の効果を持つとされています。ジェネリック医薬品の選択肢が多く、入手も容易です。
レビトラの有効成分バルデナフィルを使用したジェネリック医薬品に「バルデナフィル錠20mg」があります。
サワイ製薬、東和薬品、富士化学工業など、日本の製薬会社が製造・販売しており、厚生労働省の承認を受けて国内で流通しています。
現在、レビトラ錠は国内での販売が中止されており、国内で流通している正規のバルデナフィル錠は、東和薬品の「バルデナフィル錠トーワ」、沢井製薬の「バルデナフィル錠サワイ」、富士化学工業の「バルデナフィル錠FCI」の3つのみとなっています。
いずれも即効性が高いのが特徴です。バイアグラやシアリスよりも効果発現までの時間が短く、人によっては15分ほどで効果が出始めます。
シアリスの有効成分タダラフィルを使用したジェネリック医薬品に「タダラフィル錠20mgCIがあります。
東和薬品やサワイ製薬など、日本の製薬会社が製造・販売しており、厚生労働省の承認を受けて国内で流通しています。
シアリスのジェネリックの価格は先発品よりも安価でありながら、シアリスの最大の特長である長時間の持続効果(最大36時間)を引き継いでいます。
ネット販売だけのED治療薬には十分、注意しましょう。
インターネットで手軽にED治療薬が購入できる時代になりましたが、中には非正規品(偽造品)も出回っているため、購入・使用には十分に注意が必要です。特にネット販売だけの薬は非正規品が多いため気をつけましょう。また、海外から個人輸入する場合も、偽造品や品質が保証されていない製品に注意が必要です。これまで、シンガポールでは偽造品による死亡例も報告されています。安さにひかれて、購入することのないようにしましょう。
医師の診断を受けたうえで、医療機関や薬局で処方してもらうのが安全です。
国内で承認された正規のED治療薬であっても、はじめてED治療薬を使用する場合は、医師や薬剤師の指導を受け、安全な方法で服用することが推奨されます。購入は品質や信頼性を確認することが重要です。そのため、まずは医療機関や薬局で処方してもらうのが安全です。
国内で販売されているED治療薬のジェネリック医薬品は3種類あります。
いずれも日本の製薬会社が製造・販売しており、厚生労働省の承認を受けて国内で流通しています。
ジェネリック医薬品のED治療薬も、基本的には効き目は同じです。
国内で承認された正規のジェネリック医薬品であれば、効果は同じです。ジェネリック医薬品にネガティブなイメージを持たれている方も少なくありませんが、血圧の薬などのジェネリックが当たり前に使用されているように、ED治療薬もまた、特許の期限が過ぎればジェネリック医薬品が出てきます。
大通公園メンズクリニック西澤 康平 先生
はじめまして「大通公園メンズクリニック」の院長、西澤康平です。
全国のメンズクリニック院長として長年培った経験とノウハウを元とし、これまでにないメンズクリニックを作りたいという思いから、この度当院を開院することとなりました。
当院は、薬剤の効果や服用上の注意点については勿論のこと、費用面についてもしっかりとご説明をして、全ての患者様に対して不安なく受診していただける「わかりやすさ」をモットーとしたクリニックです。
また、プライバシー保護や、土日、祝日、平日夜間も診察を受付けることで、いつでも立ち寄っていただける、患者様の立場に立った「利用しやすさ」にも力を入れています。
アクセスは地下鉄大通駅徒歩1分、地下歩行空間直結(26番出口直結)となっておりますので雨や雪の日も安心して通って頂けます。
みなさまのご来院を心よりお待ち申し上げております。
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