メタボの男性、閉経後の女性が尿路結石ができやすいとされています。
肥満・高血圧・糖尿病・脂質異常症など、いわゆるメタボリックシンドロームのある方は、尿路結石の発症率が高いことがわかっています。とくに、女性よりも男性の方が尿路結石ができやすいです。
一方で、女性の中でも閉経を迎えた方は、尿路結石の発症率は男性と同様になるとされています。もともと閉経前の女性は、女性ホルモンのはたらきによって、骨からカルシウムが溶け出しにくく、それが尿路結石ができにくいことに関係しています。しかし、閉経とともに女性ホルモンが低下すると、閉経前よりも発症リスクは高まります。
そのほかにも、遺伝も関係していると考えられているため、家族で尿路結石を経験された方がいる場合は、積極的に予防対策を実践することが推奨されます。