世界保健機関(WHO)は、COVID-19感染者の約10〜20%がの方に後遺症を発症する可能性があると報告しています。
2022年度に厚生労働省が科学的調査を実施し、大規模な集団を対象に症状の発現率やその経過を調査しました。この調査で、感染経験者の中で後遺症を経験する割合は、未感染者が経験するさまざまな症状の割合の2〜3倍であることが明らかになりました。
しかし、感染者の間で後遺症がどれほどの頻度で発生するかについては、研究の定義や方法論の違い、さらに何らかの症状を有する方人々が調査に応じている可能性が高い回答バイアスの問題があるため、正確な頻度を特定することは難しいとされています。
現時点で世界保健機関(WHO)は、これまでの様々な研究報告から、COVID-19感染者の約10〜20%の方に後遺症を発症する可能性があるとしています。